【東京・京都・大阪】国際連続ワークショップ「映像で見る紛争犠牲者たち─1990年代以降のパレスチナ、ユダヤの語りから」
2009年1月30日(金)〜2月4日(水)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所は、このたび海外より二人の講師の方をお迎えして、下記の連続国際ワークショップを開催することになりました。ガザ地区における著しい人道的危機が国際的な関与の必要性を訴えかけるなか、こうした事態の背景となる紛争を生き抜いてきた人々(ここでいう「犠牲者」)の肉声に、映像作品を通して直接耳を傾ける試みは、大変意義深いものと考えております。(案内文より)
[招聘者]
- ハーディー・ザッカーク氏:レバノン在住パレスチナ人、映画監督、セント・ジョセフ大学講師
紹介作品:『無期難民(Refugees for Life)』(英語字幕) - ハイム・ブレシース氏:イギリス在住ユダヤ人、映画監督、イースト・ロンドン大学教授・メディア研究学科長
紹介作品:『危険な状態(State of Danger)』(英語字幕)
[紹介作品]
- 『無期難民』(2006年/03Productions/48分):レバノン南部のパレスチナ難民が置かれた現状と、彼らが抱くアイデンティティについて、ドイツへの移民などの事例をもとに描く。
- 『危険な状態』(1989年/BBC2/30分):第1次インティファーダさなかの占領地パレスチナの状態と、そこに置かれた人々の生活の実態を描く。
[全体スケジュール]
- 紛争下のパレスチナ・アイデンティティ
1月30日(金) 東京外国語大学AA研(MEIS)国際ワークショップ - 映画の中のホロコーストとナクバ
2月1日(日) 京都大学・同志社大学 国際シンポジウム - パレスチナの二つ国家 ─わずかすぎる、遅すぎる─
2月3日(火) 大阪大学 国際ワークショップ - ディアスポラのパレスチナ難民 ─新しい世代
2月4日(水) 東京外国語大学(MEIS)学部レクチャー
※使用言語:英語(一部、通訳あり)
[問い合わせ]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 フィールド・サイエンス研究企画センター事務局/Tel:042-330-5665
主催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(文部科学省特別教育研究経費「中東イスラーム研究教育プロジェクト」)