ナージー・アル・アリー『パレスチナに生まれて』

『パレスチナに生まれて』表紙

ツギハギだらけのボロ服を着た後ろ姿の男の子、ハンダラ君。この子供の視点から、アル・アリーは、イスラエルアメリカのみならず、堕落したアラブ諸国PLOまでも批判する作品を描きつづけ、50歳で暗殺された。ハンダラ君は今も広くパレスチナを象徴するキャラクターとして使われている。歴史と文化の面からパレスチナを知るために必読の1冊。

参考サイト:早尾貴紀:本のことなど